牧水生家

牧水の生家は、祖父健海が弘化2年(1845)に建築したものです。その後たびたび修復が施されてはいますが、いろりや牧水が生まれた縁側など、牧水の少年時代の姿が多く残されています。昭和41年に史跡として、県の指定を受けました。

ここでお前はことんと音をさせて生まれたのだよ、とその後もうよほど成長してから、たびたび姉どもは私をその縁側へ連れてきては、からかった。
中学に出るようになって、暑中休暇で帰省しているときなど、そこは家の中でも涼しい所なので、わたしはよくその板縁に寝ころびながら、自分の生まれた時の事などを想像して見たものだった。
(牧水「おもひでの記」より)